金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

飯縄明神と北辰北斗1

飯縄明神は日本での迦楼羅の権現信仰だというのが私の主張ですが飯縄さまと迦楼羅天であるガルーダの最大の違いはなんでしょう?

それは飯縄明神は狐に乗る点ですね。

迦楼羅であるガルーダは狐に乗りません。

インド神話でもキツネとガルーダは関係ない。

 

結論を言えばこの狐はよく荼枳尼が辰狐という言葉で表現されるように北斗七星であろうと思うのです。

北辰北斗の北辰です。

私が飯縄行者だったと思っている秋葉三尺坊は北斗七星が母の口に入る夢を見て生まれたと言います。

要するに狐の表現しているイコノロジー的な意味は北斗七星なのでしょう。

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狐は北極星を拝んで術を使うという。

実は迦楼羅天は一説に北極星が父君であるとしますから北極星の属性を秘めています。

北辰信仰が騎狐像には多分に秘められていると思います。