金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

戦国武将の信仰

今日は雑誌の取材、たまたま戦国武将の信仰についての話が出ました。
そのなかで結局、昔は政治的なことは二の次でみんな必死で拝んでいたんじゃないのというお話に。
だって命のやり取りなんですから。
そりゃ真剣でしょうよ。
信玄が諏訪氏を滅ぼしたのも自分こそが諏訪大明神を祀るにふさわしい存在と見ていたからこそ…みたいに私は思います。

武田信玄という人は家臣をまとめるために自ら一人一人の祈願までしていたといいます。
そんな事ジェスチャーだけでできません。

ライバルの上杉謙信は日々五段護摩焚いて、諸尊の真言何百回と決めて真言唱えていたし、自らが毘沙門天と信じていた。実際そうでしょう。密教の加持ということに精通していたに違いない。

そこのとこは歴史学者って宗教嘗めてるような意見が多くておもしろくもないね。
何かというと宗教を利用してどうのこうのとかパフォーマンスとしてどうこうと言う。そういう話ばかり。
わかってないね。宗教を。
そういう学者は自分が信仰ないからだろうね。