金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

大いなる赤き龍来たる。


預けておいた仏像が次々と修理されてきました。天狗を従えた上人像
岩座に高下駄姿、これで兜巾を付けていれば聖宝尊師ですが、これはどうも違うお方のようです。兜巾がなく聖宝尊師に天狗を連れた姿は聞かないです。                                             
飯縄開山の学問行者としてお祀りすることにしております。

イメージ 1


これはもともと七つ頭のドラゴンでした。ただし、角がなかったので角を付けて龍神らしくしました。頭の上の大きなのは宝珠。

イメージ 2

七つの首に10本のツノ、舌は三枚、これは聖書に出てくる大いなる赤き龍。姿はサタンそのものですが、八大竜王の一人「徳叉伽竜王」としてお祀りします。インドではタクシャカはもっとも狡猾で強烈な竜王。
インド神話では宿敵をだまし討ちにしたりはお手の物です。
そういうところは悪魔的かな。
舌が三枚なのは多舌竜王の異名からです。ヴァースキつまり九頭竜王のお友達だといいます。


イメージ 3