金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

死んだらあとはどうするの?


最近よく健康の心配をされます。
実際別にどうということもないけどね。
ジジイになったからかしら。
三月に生れてはじめてインフルエンザにかかったこともある。
休みなく四六時中忙しくしてるのもある。
60歳を越しこともある。私に言わせれば60なんてどうということない。
色々心配してくれる40代の人間が先行くことだってあるさ。
十数年の差しかないもの。

ほうぼうと飛び回っているとそんなに忙しく動き回っていたら過労で死ぬよと言われる。今働かないでいつ働く?
過労で死ぬなら本望です。
パっと死んだら言葉を残せない?
言い残したい言葉など何もない。

長々寝て死ぬのは嫌だね。第一身内がないから世間やお国に迷惑です。
働けないならとっとと死ぬのが望み。
ホームなんかに行く前にね。ホームで働く人も皆あんなとこ行くなら早く死んだ方がいいですよという。(笑)私もそう思う。
70歳前で死ぬか、ホームで100歳まで生きるかなら断然、前者です。

「死んだら困ります」といわれるけど人間死ぬのは決まっています。
ありがたくはあるが無茶言うたらこちらが困ります。
アンタも死ぬんでしょ?
第一私レヴェルの祈祷でいいなら世の中に吐いて捨てるほどいます。
別に惜しいような逸材でもないですし。
また他探すのもいいかも。

まあ、正直いえばもう少し休みたいけど講演や伝授の場合は代わりがいない。
出張祈祷なんかは今義理のあるとこだけにしてできれば誰かに頼むことにしようとは思う。
でも仕事自体は好きだから忙しいのは私の幸せです。

ある弟子からは「急に死んだら跡が困るので弟子が困らぬように準備だけはしておいてください。」といわれた。それって…死に支度しておけということ?
その人は死ぬのを一年間位前に知って準備したいんだという。
几帳面だね。
私は生きてるうちは生きてるんだからから死ぬことは考えないタイプ。
死んだ後のことまでは基本的にあれこれ心配しません。
これは動物から学んだ考え。
まあ、とはいえ資産だけならどうするか?(家くらいしかないけど)大体心算はあるけどまだ文書にするのは早いよね。

霊狐さんは「お前のその弟子はバカだな。そうなった時にこそ弟子の活躍どころではないか。それが弟子というものだ。そ奴はなんの弟子なのだ?」といわれた。私も言われればそう思う。

まあ、彼は世間で言う「終活」のことをいったので、いわば当たり前の事を言ったのでしょうが・・・