必要なのか?と言われれば人によりけり、行者さんの考え次第だと思う。
まあ、銅より銀、銀より金のほうがゴージャスには思えますからその分は気合入るかもしれません。(笑)
でもそれはあくまで行者自らの心のうちの比較でしかない。
あそこの寺は銅天で祈っているからこちらの寺の金天の祈願に叶わないとかはありません。
うちでは気合の問題じゃなく浴油の回数によって分けています。
でも鉄天などのように調伏に使う尊天は分けたほうが断然やりやすいでしょうね。
方やプラスの祈願方やマイナスの祈願ではなかなかいっしょにやりずらい。
だからせめて尊天を分けた方がいいとは思う。
必ずしも鉄じゃなくてもいいから。
鉄がいいのは黒々として色が調伏相応だからでしょう。
祈願によって色分けすることになっている。
なかには白いお不動様なんてのもあります。
普通は白木の尊像を観念で色分けする。儀軌ではそうなっている。
まあ、普通はきつい祈祷を恒常的にしないならまず別な尊像までは必要ないとは思いますが・・・