金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

生理中のお参り


聖天様は忌中と並んで女性の生理期間はお参りを遠慮することになっています。
これ、女性差別だという人いますが女性は女性ですからね。
在り方が違っても区別であって差別ではないと思いますね。
私はそういう理解ですのでその間は女性専用のお守り出しています。
何故生理中のお参りがいけないのか?血が流れるからだというのです。
血の匂いで様々な鬼霊が集まる。
だからいけないという。

生理そのものはまさに生理現象でなくてはならないことです。
もしないなら人間は生れてこないものね。ほかに比較できることのない無上に尊いことだと思う。


だけどそういう事ゆえに魔の介入もある。
別に証拠はないけど・・・これがわかる人はわかる。
霊的事実だから怒られてもまげられない。
私の師匠はそういう期間のお参りはお護摩の参加も遠慮してもらっていた。
現に色々現象があった。詳しくはいいませんが・・・

昔、私も拝んでいる最中生理中のお弟子さんが入ってこられ、ガラッと空気が変わった。何かがざわざわするという経験がある。何だろう?
それで失礼ながらひょっとして・・と聞いたら。そうだという。
だからやはりなんかしら理由はあるんだと思うのです。

それは女性蔑視だとか差別だとかいうのはいうのは生理パットを勧めるのは女性差別だというのと私に言わせれば変わりなし。
そこを噛みつくのは一種の被害妄想と変わらない感じ。それ以上は何も言っていないのだから・・・

私においてはそういう理解です。だから生理中のお参りはご遠慮していただく。よその聖天様なんかはどうだか知ったこっちゃないけどうちはそう。
これ、私の勝手です。文句のある方は来ないで頂くだけです。

大峰山の女人結界もそうだけど、沖縄なンか行くと逆に男は入っては駄目という霊場はいっぱいある。
それもなんか霊的にあるんだろうね。久高島なんかはそういうのいっぱい。
私はそれを差別だとかいうつもりは毛頭ない。
不快にも思いません。むしろ神秘的で感銘に打たれた。
西表島には地元の人以外はいってはいけない聖地もある。
勿論法律ではないが・・・
「何言ってんだ!みんな平等だろうが」などと押し入る人があれば「進歩的で立派な行為」などとは私は絶対思わない。ただの蛮勇だわ。

以前宗内でも大峰山に女性参加の話もあったが大反対したのは他ならぬ私です。それは差別主義だというならあえてそうですといいます。
前に大峰山に女人結界に女人の字を削ってあった。そういうことする人がいた。
勇気ある行為なんて思わないですね。ヒステリックで幼稚で宗教に無理解な行為というほかない。

大峰山修行に女性は参加できないのはなぜか?理由などない。役行者がそう決めたから。
理由があるならそれこそ女性差別だろう。

私思うのだが性別は国民の権利に関係ない。
だからただの登山としては女性が登ってはいけないとは言えないと思う。

だが修験道という宗教行事として参加するのは容認できないですね。
大峰山寺も宗教の規定として境内地に女性が入らないよう遠慮いただければいいのだと思う。
現代のジェンダーに関するあれこれを千古のしきたりにまで曲げて入れるのは間違いです。

これは余談ですが・・・私は女性でないからわかりませんが、ある霊能者である女性行者に若いころ教えられた。
彼女に言わすといわゆる「不浄」なのは血ではなく、それ以上に心の問題なんだそうです。
生理中の精神状態がイライラしてお参りにふさわしくないと思うという話でした。まあ。一理あるのかも。