今回、荼枳尼天の疫病除け守りには「荼吉尼天武智法」を使います。
かなりめずらしい部類の法。
武智は鞭のことです。
荼吉尼天供には手にした盛血劫波杯(カパーラ)に血肉をもって喰らう作法がある。
つまり施主の悪い血肉を啜り喰らうのですね。
師匠は当時、寛永寺塔頭の老僧からそんな話を聞いていた。
私は師匠では無く別な方から受けたが此の話は大いに役に立ちました。
荼吉尼天供の怖さはそうした病毒を行者自身が荼枳尼になって吸い取るという点。
残って仕舞ったら自分に害が及ぶ。
だから一様に世間の小術というも、それだからこそ初心者のやる法ではない。
この武智法はそのリスクはなく。かわりに病を鞭でたたき調伏する。短いけどよく効く法だと思う。
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