船には航路というものがある。
私は人生も航路に例えられると思います。実際「人生航路」とかいうしね。
そんななかで人の出会いは波。
「観音経」には巨大な海で龍魚や鬼の難にあうことがあげられていますね。
海に龍魚というような怪獣や鬼はいなくても波は怖い!
彼らが波を起こすと信じられたのでしょう。
観音を念じる力で「波浪不能没」でありたい。
時として不愉快な人とばかり出会う波もあればあれば好ましい人にあう波もある。
それは海の「日より」と同じ。
出会う個々の人にとらわれずに人の波を見よう。波を見れば海域がわかる。
そりゃあ人生、良くも悪くも多少の波を乗り切る覚悟は必要。
でも嵐に突っ込んじゃだめですよね。
毎日、人の波をみていけばきっとあなたの良い航路が見つかるだろう。
全ての運は人という波が運んでくる。
良い運も。悪い運も。
ここの波はけっこう荒いな・・・と思えばその海域から急ぎ立ち去る方が賢明だ。
急におおきな横波が来て転覆しないうちにね。