新型コロナウイルスによる武漢肺炎には肥満の人がハイリスクになっています。
中医の言葉にある「肥人多痰」とは肥満している人の多くは痰があるという意味で、痰とは咳の時に出る痰ではなく体の中に溜まってしまった病理的な水分のことです。
太っている人の多くは意外と消化器系が弱く、食べ物や飲み物の消化吸収がうまくいきません。そのため消化管の中に水が溜まりその水が肉へ溢れ始め水太りになります。
水分が多いので便は固まらずゆるいです。
天地相応しますので、雨のふる日や湿気の多い日には体が重だるくなります。ちょうどスポンジのようで湿気を吸ってしまうのです。
減肥の方法としては、消化器系を強め消化管内の水を取り去る「六君子湯」を使います。
大体、漢方の実用書はここ止まりですが、
この後に飲食の注意として
甘い物、味の濃い物、こってりした物は控える。
体の陽気を上げるため運動する、というところが抜けています。
薬だけで痩せるなんてないのです。