大地震や津波などで沢山の人が亡くなってもそれは、皆がより高次元への移動として予定されたことなのだからそんなに悲しまなくてもいいという人がいます。
最近のネオ・スピリチュアリズムではそんな言い方するようです。
例年、7月には施餓鬼の受付を開始いたします。
お施餓鬼でお塔婆を頼もうかと迷っています…という方
「知り合いがそうして亡くなった方からどうなのか、霊能者でそういう話をする方がいて自分はなんとなくそうなのかもと思ったりもするのですが・・・。」と聞かれましたが・・・、
正直わかりませんね。
勿論、皆さん地獄に行くとかではないでしょう。天上に行く人もいるでしょう。
それは生前の行いによりますからね。
死に方で行く先が決まるわけじゃない。
だけど高次元への一斉移動というのは何の根拠もないバカバカしい希望的憶測もしくは意味づけだと思う。
だって良い人だけがそうして亡くなるわけじゃないでしょう。
極端ないい方をすると中には周囲が死んでくれてよかったと思うような悪い人もいるかも。
佛教は行い本位ですから、
信じるのはもちろん自由ですが賛同はしない。
こういう時、目に見えない世界だからと言って耳触りの良いお話にしておけばいいというのは私にありません。
勿論同じ理由で脅かしもしませんが。
「お供養したほうがいいでしょうか?」
さあね、それは少なくとも仏教の考えじゃないからね。
どうしたいのかはあなたのお考えに任せますと言っておきました。