堅牢地天は諸々の地神の王であり、もっとも大力の天とされます。
それはそうでしょう、この地球そのものと言ってもいいのが堅牢地天ですから。
地鎮祭では「地上の一角を乞い受ける」という表現をします。
たてものを立てるのは地天様からそのお体の上を借りると考えるのです。
地水火風の四大天はいずれも最も大きなパワーを持ちます。ゆえに金剛界の成身会でもこれら四天は内院の五仏と眷属を取り囲み大きく描かれています。
自然界のもっとも大なる力です。
最近はどうも地天様を粗末に扱いすぎますね。
大地はことごとくアスファルトにしてしまい息ができない。
草も生えないし、生き物が大地の恵みも受けられない。
これではいけないと思う。
私はインドやフィリピンやタイ・ネパールの向きだしの大地を見るとホッとする。
人がその地面の上を歩いている。あれが自然な姿だ。
アスファルトは車が通るようなとこだけでいい。
大地のエネルギーをもらう術に九星術があります。
これもアスファルトだと効きにくい術がけっこうある。
私は土地神の供養には金光明最勝王経八巻の堅牢地神品を読みます。
大地の恩恵に感謝しましょう。
恩恵とは感謝すべき恒常的な大いなる恵みです。
地水火風への感謝は大事です。
これら四大天への信仰は、福神信仰のように恵みをもらいたいのでは無く、もらってている恩恵への感謝です。
すでに頂いているこの大きな御恩が感謝できないような人には福神も振り向かないのではないでしょうか。