金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

自由都市・香港の最期

とうとう中国が香港を直接統治。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f3fab9c25cf796dfd86625b110b29cac5f09ecdb

 

これは何を意味するのか。

市場としての香港はもちろんこれで大きくダウンする。

わかっていながらあえてそこに踏み込む中国。

それは、中国はこのままでは本土もどのみち香港化してしまう危惧を感じたからだと思う。

自由都市である香港にあがれる中国人は多い。

だれもが行きたいと願うようになったら・・・

そうなれば共産主義の面目はどうなるのだろう。

 

自由で楽しい商業の都・香港はもうない。

いまで三度行ったことがあるが私ももう行かない。

そう思う人は多いだろう。

代わりに香港化するのおそらく台北だろう。

そこまでは想定しているだろうが、これで確実に経済的に失速する。

中国としても苦渋の選択だ。

 無料イラスト] 香港の旗 - パブリックドメインQ:著作権フリー画像素材集

 

国内では習主席の批判は厳禁!

ウイグル人の強制避妊手術まで始めた。締め付けに躍起だ。

中国人で本当に今の共産党政権がすばらしいと思う人はおそらく半分もいないだろう。

一方で疫病のため北京は封鎖、三峡ダム決壊の恐れ、東北部では蝗禍の発生。

なのに頻繁に尖閣諸島には来る。東シナ海を我が物顔に蹂躙し、インド国境にも迫る。

これは外に国内の目を向けさせたいためでデモンストレーションからの策なのか。

こんな国内状態で軍事衝突は狂気の沙汰だろう。

だから本気で衝突する気はおそらくない。

そんなことをすれば少なくとも経済は最悪になる。

そこまで馬鹿じゃないだろう。

中共は今、このままではコントロールを失うのではという恐怖におののいている。

しかし国力を頼りに今の政権をどこまでも維持しようというのは日本で言えば後北条氏のようなものだ。

時代を読めないでうちだけは大丈夫という考え。

しまいには小田原評定となるだろう。