妻や息子2人と共に来日したケルビン・チェンさん(35)。香港の未来に不安を抱き「子供のために日本で教育を受けさせたい」と決断した。きっかけの一つは、教育現場で進む「中国化」だ。 香港で生まれ育ち、料理人を目指して働く中、幼い息子の異変に気付いた。幼稚園から「泣き叫びながら帰ってくる」。「競争が激しく、遊びのゆとりがない」様子を見て、教育に疑問を抱いた。朝礼では3歳児にも中国国歌を聴かせるといい、「言葉もまだ話せない子供」に対する愛国教育に憤りを感じた。
150年間、英国のもと自由主義の世界に生きてきた香港のチャイニーズには最近の急激な動向は耐えられないだろう。こういう方の移住は義を以て迎えたいと思う。
日本にいる中国人も帰りたくないという人は多い。
私は愛国主義者であるが、むかしの日本政府や今の中国政府。ロシア政府のように自国さえよければという考えは結局まことの愛国にならない。
議を以て他国のひとを救うこともひいてはまた愛国である。