金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

11月滅罪会の感想その15

施餓鬼供養や懺悔の功徳というのはある時期がくると忽然と現れる時があります。

その時が来るまで精進できるか否か仏様にお試しを受けているのかもしれません。

この方はよく施餓鬼供養や滅罪会の修行をされているのですが、今は物心両面で不調だということでした。

 

【ここから感想】


日々、ブログを拝読いたしております。
滅罪会や施餓鬼供養で、皆さま様々な功徳をいただかれたり、何やら感じられるところがあったりしておられるようですね。
私は正直なところ、現在特別な変化、気付きなど、特に何も感じられないでいます。
それどころか、心身の不調、経済的な悩み、等で日々這々の体ですが、私は業が深かったり、功徳をいただきにくい、もしくはいただいても気づかない何かしらの問題があるのかもしれません。
今は日々地道に自分のなすべき役割や仕事と、できるだけの修行にコツコツと励んでいきたいと思っております。
今後ともよろしくご指導をお願い申し上げます。

 

というメールをいただきました。すると、その後少ししたら次のようなメールをいただきました


大森先生

ありがとうございました。
夕方、大森先生に施餓鬼供養の申し込みメールをした後、いろんな不安で混乱して気分がしんどくなってしまいました。いつもならこんな時は横になってしまいます。
しかし日曜日の日課の滅罪行がまだだったので、せめてそれを終えてから横になろうと思い、行をしました。


するとかなり気分が落ち着き、まだまだ拝みたくなったので、祭壇にて聖天さまを中心に勤行をしました。すると今度はその最中に、自分がやってきた罪悪感が意識されて、いてもたっても居られなくなりました。


そこで勤行の後、改めてもう一回滅罪の行をいたしました。今はかなり落ち着いています。

 

真言を持すること、滅罪行を続けること、
やはり、とても功徳をいただいていることに気づきました。
ありがたいです。

 

今はとても大変なのですが、ご指導いただいた感謝行を取り入れて、投げやりになることなく拝み続けることを地道に励んでいきたいと思います。

今回もまた、ありがとうございました。

【感想ここまで】

 

自分の気持ちをメールで書いたことが口火となって、自分の心の中にあるものが出てきたのかもしれませんね。どちらにしても諦めずに修行を続けていると相応の功徳が現れます

 


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