当院は修験道関係の寺でもあるので霊符もよく使います。
ただ霊符と言うものには相性があるように思う。
霊符なら何でもいいというわけではない。
全然使いたくない霊符と言うのもある。
使う気にならない。
或いはどの本にも載ってはいるが使用しても利かない霊符もある。
正規に授かっても使いたくないのもある。
そういうのは相性が良くない。
無理に使ってもきかない。
或いはものによっては霊狐さんから「その霊符はやめろ、そんなものを祈願札に忍ばすな!」と叱られる。
或いは道教の霊符。
これは十分に使うのは難しいでしょうね。道士じゃないからね。
日蓮宗のものも同じ理由で基本的に使わないが密教とほぼ共通の霊符もある。主に漢字構成だ。結構面白いとは思うが所詮日蓮宗の神霊界とつながっているので私などの他宗の者が使うの遠慮あってしかるべきだと考えている。
それでも田辺辰嶽師由来のものにはそういうものもある。
田辺師は修験の達者だが、多少日蓮宗的な修行もしたように聞いている。
外にもいわゆる祈祷をしている本尊が嫌いなのでダメというのもあるのだと思う。
どういう訳かは知らないが、系統がまるで違うとか言うことかもしれません。
天狐様などは霊符でしゃべるらしい。
霊符は神霊界の言葉みたいなもののようだ。