日本の神霊界は神祇を抜きにはできない。
ゆえに祈願をする者はどうしても隠顕いずれにしてもその加護を頂く。
そういうわけで私は仏教でも祈願における神祇の存在は極めて重要と常々申しておりましたがこれはとても小さな「三十番神」の御厨子。
1センチちょっとしかない日本中の小さな神様がギッシリです!
開けると揺れて鈴の音がするようにできている仕掛けの優れもの。
もともとは禁闕守護( 闕とは御所の門の金具の意味で皇宮を憚って言う言い方 )の三十番神と言い、真言宗から出た両部神道所説の御所鎮守の神様たちでしたが法華経の信仰でも取り入れて天台の如法経守護三十番神や日蓮宗でも法華三十番神といい真言宗以上に盛んに信仰されました。
どれも極めて有名所の神様です。大体こういうタイプは日蓮宗に多い作りですが・・・
伊勢 天照大神
祇園大明神 牛頭天王です。
建部大明神かな・・・配列が常と異なっていますね。 どれもホコリかぶって今いますが小さすぎて触るのが怖い。筆で掃除しないといけないですね。
上の方に貴顕天部三人が立っているので三光天子で、こちらは日蓮さんかと思いきや手に団扇をお持ちですから違いますね。
この方も神様の様です。聖真子権現か、十禅師権現かな・・・
どうも日蓮宗のものではないみたい!・・・だとするとかなり珍しいものです。
はじめは日蓮宗由来かな。いっそ日蓮宗信仰の方にあげようかなあと思ったけどや~めた。
うちで祀ります。