金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

飯縄山修行経過

飯縄山での第一グループの加行も佳境に入ってきた、明日には結願だが、神経痛なども出てきている人がいるらしい。まあ、ずっと座っているからしんどい。

だんだん慣れても二時間くらいは座る。

座法は任せてあるが半跏座でも正座でもどうもならないくらい辛いらしい。

座禅を組むお坊さんのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

まあ、40代、50代の加行はそう言うこともあろう。

回復するまで礼盤をひいて腰掛けるよう指示した。

やはり簡単ではない。

正味七日間だがこういう籠り行の初体験は50代前半くらいまでが限界だろうね。

あまり無理はさせられない。

30年前、私の修行した行院でも、そういう状況になった人のためにら腰かけられるように指導員判断で黙って礼盤は下げてあった例があった。

 

私は相当体重があるが膝を壊して正座できないとか腰痛で修法できないという体験はない。

だから幸いこの年齢まで礼盤に腰をかけた経験はない。

これはひとえにN先生に低い姿勢で鍛錬する太極拳、八卦掌などの内家拳法を10代の終わりから徹底して教授して頂いて膝が強化されたたおかげだと思う。

今でも深く感謝している。まさしく若いうちの武術鍛錬は一生の宝だと思う。

男女問わず推奨する。

満で現在63歳、数え年では今年はなんと65歳だがこの年まで何日も入院するほどの経験も盲腸手術以外はない。これは仏天の御加護だと思う。

 

密教は本来半跏座か結跏趺坐だが、師匠は浴油の多羅を動かす都合で正座だった。

私にも正座で修法するよう指示した。

天蓋護摩で失敗し紙天蓋に火が付いたときなど迅速な動きと素早い対応が必要だからだ。足を組む半跏座ではすぐに動けない。