金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

6月陀羅尼報恩会の感想その29  善龍庵

 

 
大森先生

 

先日は陀羅尼報恩会のご縁を頂き、ありがとうございました。


期間中、次第通りに勤めさせて頂きまして、
何か「安心感」のようなもの、を
少しだけ感じることができた、と思います。


(報恩感謝の行をしているわけですから、
そこで不安になったり、焦りを感じる方が
おかしいのかもしれませんが。)


私の中では、前回の滅罪会の感想をお送りさせて頂いた際に、滅罪会を3日間行った後の朝の礼拝で、「急に仏様からの守りや守護が強くなった?」と感じた感想に対しての、先生のご回答がずっと心の中にありました。


「これは私たちが仏様に対して心を閉ざしていたのがだんだんと開いていくからです。

自分のことを仏様に対して、無意識に隠そうとする傾向があるからです。

そして自分たちが隠そうと思えば仏様には分からないだろうと思い込んでいるのです(笑)」


ということは、、、普段から心を閉ざしていたのは私の方で、「ご縁やご守護が強くなった」と感じる状態こそが、本来は通常(デフォルト)の状態であり、常にどんな時も、変わらず太陽は輝いているのと同様に、仏様のご守護はいつも平等に我々に照らされ向けられている。


だから、急に「最近の朝の太陽は、光が強くなったと感じました」というのはおかしなことで、太陽の光の強さは、本当は行の前後で変わったりしない。


それなのに、強くなったと感じ方が変わるのは、
雲を生じさせたり、サングラスやスモークガラスを張っているのは、常に我々の側のため、私の心のスモークガラスが取れてくると、急に太陽の光が強く感じる、ということなのですね。


これらのことを念頭に、行じさせて頂きました。


すると、
「滅罪と報恩はセットなのかなぁ」
「懺悔と感謝はセットであり、順番としては、
懺悔がまず先にあって、次に感謝なのかなぁ」
ということを感じました。


心のスモークを取ってから、報恩感謝をする。


この順番が大事なのではないか?と。


また、懺悔によって、自分の心を素直にさせる。


すると、自然と、ご縁やご守護が強くなったと感じる。
これこそが、不思議な現象は起きなくても、既にメッセージを頂いている、ということなのか、と。


そして、最近の先生のプログで、
「神仏に功徳を預ける」を拝見して、
これまで、あまり出来なかった、


●神仏に功徳を預ける
●神様、仏様にお任せする


という方向に、少しずつ心が向くようになってきました。


もしかして、今までの私は、心にガチガチに力を入れて、ひたすら自力自力で生きてきた?


最近、身体の調整のために、色々と模索をしていたところ、
鍼灸にご縁があり、改めて自分自身の身体を診てもらったのですが、
常に自律神経に力が入り過ぎていて、興奮状態になっていて、身体が休めてない、とのことで、
このあたりも、常に仕事で結果を出すように、と
自分自身を興奮させてきてしまった結果なのかなぁ、と感じております。


(そういえば、施術を受けて、血行が良くなると、
目も大きく開くようになり、視界が明るく感じる、
世界が明るく見える、という経験をしますが、
これも、周りが明るくなったのではなく、
自分が変わった、ということですよね)


自分自身の心をほぐしつつ、
これからも、
「懺悔と感謝」を繰り返し繰り返し
やっていこう、続けて行こう、
と感じております。

 


恐らく、これを続けるだけでも、
きっと何か、とてつもなく、大きなことにつながってくるような感覚がありますので、
全ての「基本」なのでは?とも思っています。


今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 


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