金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

奇妙な依頼

いままであった奇妙な依頼。

 

「人がみんな自分の思考を読んでしまうんです。」

「だれが?」

「だれでもです」

「私はあなたの思考わからないけど・・・」

「それは嘘です!」

  じゃあ嘘つきにもの頼むのやめときなさい

 

 

「実は病気なんですけど霊障ということで拝んでほしい」

「そんなことしてどうするの?」

「そのほうが治りすいと思って」

直すべきなのは別な方の病気だな・・・

 

「聖天様を祈ってほしいんです。」

「うちは聖天様の御祈願は講員だけですよ」

「そんなことしたら信仰しなきゃいけなくなるでしょう。それは困るんです。

そのぶんお金は出します。」

「あなた、一体何したいの?」

お金は出さないで大丈夫。祈祷はしませんから。

 

いきなり来た女性

「先生、テレパシーでわたしのこと呼んだでしょ。だから来ました。」

「・・・・‼ そんなことしていません。」

「え、嘘、呼んでないんですか?」

・・・っていうよりあなた誰です?

 

いきなり一万円が贈られてきて・・・電話

「実はそのお金で呪殺して欲しい人がいるんです。」

うちはフィリピンのスラムとかじゃないですよ。

 

いきなり訪ねてきた人

「あのう、霊媒になりたいんです。なので霊媒能力が出るように拝んどいてください。」

他人が拝んでなれるもんかい。

 

同じくいきなり来た人

「わたし行くところなくて困ってるんです。ここにおいてください。」

「どうしたの。すむところがないの?役所にいっしょに行ってあげようか。相談にのってもらいましょうか?」

「いいです!帰ります。」

帰るとこあるじゃん。帰れよ!

 

これは電話、

「私、霊感があって困っているんです。そのせいでお嫁に行きたいのにいかれないんです。」

それって霊感のせいなの?

 

同じく電話で「先生のお不動さんの本読んでたら、もうものすごく霊の声が聞こえだして困っているんですよ。なんとかしてくださいよ!」

じゃあ、耳に栓でもしたらどうよ。

 

「先生コワいです!先生の首の左右に怖い狐の顔が出て火を吹いてますよ。」

わたしゃデビルマンの妖獣かなにかかい

 

「霊障かどうかお加持して見てもらいたいんです。霊障じゃない場合はお金いらないですよね。」

「お加持の費用はいただきますよ。」

「エーっつ!」

こっちが「えーっつ」だ。これだから外部の人はお加持しません。

 

「伺ってちょっとだけ見てほしいけだけなんですけど・・・お金はかかっちゃいます?」

かかりません。そういう人は見ませんから。

 

 

これらの経験から精神医療や心理カウンセリング。心理セラピーを学ぶようになりました。

御祈祷するならば基礎知識を持っていた方が絶対いいと思う。

まともに相手してたら、しまいには自分が精神科に御厄介になるかも。