金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

拝めないとき その2

外部への出張旅行や忙しくて観ず目状態で拝めないとき。

心の中に本尊のイメージをしっかり描ければそれで充分です。

そしてこころで手を合わせて「お守りください。」の一言で十分です。

他に何もいらない。

 

これならちょっとした時間でも拝めます。机の前だろうが会議中だろうが。電車の中でも飛行機の中でもできるはず。

そんなのはダメでしょ。チャンと拝めないなら、いっそ何もしないほうがいいというのは愚かなこと。

お経読んだり念誦したりは実はこのためのもの。

この心を培うのが勤行というものです。

 

密教の行法だってギリギリにせんじ詰めればこれだけだ。

エッセンスは他にはない。

 

もしも、それが全然できないというなら、たとえ何年信仰してもダメだ。

今までの拝み方もなんか全て間違っていたという以外ない。

いわゆる空念仏だ。