金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

猫ちゃん2年越しで帰宅!

news.yahoo.co.jp

 チャコが「家出」したのは、2020年4月17日。晩ご飯に姿を見せず、翌朝になっても帰ってこなかった。「迷子になったのかも」と、丹波市や京都府福知山市の山道を探し回った。警察や県動物愛護センターにも問い合わせたが、手掛かりは見つからなかった。  「もう亡くなったのかな…」。チャコがいなくなって約1カ月後、自宅裏山にある元飼い猫たちのお墓で、四十九日法要を済ませた。鈴子さんは毎日、墓にご飯を供え、手を合わせ安らかな眠りを願った。  失踪から2年が過ぎた今月7日早朝、鈴子さんのスマートフォンに、孝子さんから思いがけないメッセージが届いた。「これ、チャコじゃない?」。一緒に送られてきた写真には、さび柄の猫が写っていた。左前足は顔や体に比べると少し明るい茶色で、チャコの特徴と一緒。鈴子さんは涙を流しながら返信した。「チャコちゃんです。どこで見つけたの」  孝子さんが送ったチャコの画像は20年10月、写真共有アプリ「インスタグラム」から投稿されていた。鈴子さん宅から直線距離で約3キロ離れた製材会社「木栄」(丹波市青垣町桧倉)に迷い込んだ時の写真。アカウントは、同社が運営に携わる旧神楽小学校の利活用施設「フォレストドアしぐら」(同市青垣町文室)だった。  保護した元社員の衣川武伸さん(48)は「人懐こく、しつけもされていたので飼い猫だろうと思った」。衣川さんらは交流サイト(SNS)や張り紙で情報を発信し、「つむぎ」と名付け、施設内で面倒を見た。昨年10月からは朝来市で起業した衣川さんが引き取り、同市の事務所で育てていた。