金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

善は善。私は否定しない

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坂上がはじめて動物を飼ったのは小学生の頃。兄が拾ってきた猫だったというが、当時は放し飼いが当たり前で、飼って数ヶ月で交通事故で亡くなってしまったという。その後2匹の猫を拾って飼い始めるが、一匹は猫と相性の悪い父親が、粗相をしたことを理由にタンスに閉じ込めて忘れてしまい、そのままタンスで亡くなったことが明かされた。

一方、坂上自身も10代で友人から柴犬を譲り受け、「1匹だと可哀想」という理由からペットショップでもう1匹の犬を迎え入れるも、俳優の仕事が忙しく、散歩は母親に任せきり。さらに家族との折り合いが悪くなり、自分で飼い始めた犬を置いて実家を出てしまったという。

その経験から「もう動物を飼う資格はない」と感じていた坂上だが、25歳になったある日、ペットショップで20万円のコーギーが10万円に値下げしているのを見て、ショックを感じるとともに衝動買い。「ヒット」と名づけたコーギーのために一軒家まで買い、趣味の草野球にまで連れていくほど溺愛していたというが、結局酒やギャンブルに溺れ、散歩がおろそかに。

最終的にストレスからヒットが玄関先で爪から血が出るまで引っ搔くなどストレスの症状が出始めてしまい、結局ヒットは人に譲ることに。この半生を振り返るVTRで坂上は「また同じ過ちを繰り返したんです」「人としてダメです、君は。二度と動物を買わないでください、って自分に(言い聞かせた)」と話していた。

一方、現在交際している彼女が犬を可愛がっている姿を見て、「もう一度償いをさせてほしい」という思いから保護活動を始めたそう。いまでは12年間欠かさず、早朝のお散歩を複数回に分けて行っていると明かした。

しかし、この日の放送に視聴者からは「不快すぎる」「普通にクズじゃん」「美談にするのは無理がある。要約すると犬3匹飼育放棄して4匹目は最後まで飼っただけの話でしょ?」「飼育放棄した話なんてしたら今の活動応援されないよ」といった厳しい声が集まっていた。

 

 

ここ十年くらいで動物への意識は急激に変わった。

坂上さん程度に動物を扱っていた家も昔になるほど少なくない。

坂上さんは55歳。今の動物に対する意識全体が違うところを通過してきた世代だ

でもまあ過去の反省に基づく善も善であることは変わらないと思う。

いろいろな生き物はいたが私の父母も明治生まれと昭和一桁で結構、無神経に生き物を扱っていた記憶も多い。子供心にかわいそうと思ったこともある。

それで今思い返しても生き物に申し訳ないと思うことも多々ある。

私自身もその反省からたとえば魚介の生き作りなどは食べない。

見てくれが気持ちが悪いからと虫などでも無用の殺生はしないと決めている。

私は坂上さんの保護活動を否定しません。応援したい。

坂上さんを批判する方々でもオギャアと生まれてはじめから命の尊さを知る人はないのではないだろうか。

それを批判できるあなた。それはあなたが良き環境、優れた父上、母上に恵まれた賜物だろう。