金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

ある過去世のお話

昔は実に奇妙奇天烈な方から電話がありました。

ある知らない方の質問

「私、ある霊能者の先生に前世みてもらったら狸だといわれたんです。そういうことってあるんでしょうか?」

この人。特異能力者に見てもらった結果を気に入らないのだか、どうだかしらないけど凡人の私に結果を判断しろというのがそもそも矛盾していると思わないのかな。

「仏教では六道輪廻というのがあるのでそう言うこともあると考えますね。」

「そうなんですか・・・?偉大な霊能家のエドガーケーシーは人間は人間にしか生まれ変わらないといっていますけど・・・」

「そうですか。私は前世の記憶もないし、来世も死んでないからわからないですが、あなたが納得される説を選べばいいのでは?

前世が狸だというのが何かまずいのですか。」

「だって動物でしょ。失礼じゃないのかなと思って・・・」

「私は少しもそう思いません。あなたは自分の前世がお姫様か何かだと思って聞きに行ったのですか?」

「え、先生わかるんですか?私、古代の中国のお城の記憶があるんです。それで聞きに行ったのに・・・。」(わかるわけないでしょ。でもそういうこと信じてる人多いみたいです。)

「そうですか。じゃ城跡に住んでいた狸かもしれないですね。まあ。来世が狸よりはいいんじゃないですか?・・・・じゃ電話切りますよ。さようなら。」

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前世がお姫様だというのは夢のある話だが、なぜか、そういう身分のある人や偉人などの話ばかりで願望投入的な夢想の類でしかないようにに思える。

中には失われたレムリア大陸の女戦士という人や他天体の王子とか・・・

何故、多い筈の奴隷や水くみ女や平民はいないの?

狸だっていたっていいんじゃないのかな。

ちなみに前世療法では私は魔女狩りを恐れて飼い主に焼き殺された黒猫でした。(笑)

前世が天界から来たとか高僧(御冗談でしょ‼)などと言われるより自分でずっと納得する。