金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

修行に忖度などする必要なし

 

弟子師匠というもののお笑いコンビのような仲もある。

冗談を連発する友達みたいな仲もある。

だが本当に行をする目的の師弟関係ならそういうのはダメだと思うね。

そこには関係ない感情や人間関係を持ち込もうとしてはならない。

 

ハッキリ言って師弟はお互い距離のあるなかだ。

お互い信頼していればなれなれしくても当然というのは誤解だ。

師弟は距離の中で構築していくべき信頼だ。

信頼はあっても近づきにくいのが本当なのだ。その距離こそが礼節である。

親密にしていないと不安だなどというのはニセモノの信頼である。

宗教家にそう言う近づき方をする者は必ず皆失敗する。

それは希望の投影という思い込みに過ぎないからだ。

 

だから自分が面白くないから師匠に対して拗ねてみせるなどというのはもってのほかだ。

早い話が忖度しろと言うに等しい。

女性に多いががもろに嫌な顔をし、言葉に出し、態度にも出す。

世の中にはそれで振り回されているお師匠さんもあるようだ。

だが、それはメッセージだと考えれば、甚だ無礼極まることだと思う。

こと私においてはそのような甘えは男女の別なく断固排除することにしている。

再三言っても改まらないなら容赦なく人間ごと排除する。

世の師匠も一応男性であればあまり女性に厳しいのも・・・と思うかもしれないが

行に女性も男性もない。

男女平等とはそういうことだろう。

そういうものの態度をいちいち気にして行など指導できない。

不満なものは去るべし。