オアシスの瞑想。
天竺から大般若経をもたらした玄奘三蔵が深沙大将と出会って助かったことをモチーフにしています。
心が渇いてしまった時の瞑想。
淋しい、むなしい時の瞑想。
貴方は今旅をしています。暗い砂漠にいます。何もなく、果てもなく見渡せば砂以外何もない。風の音だけが聞こえる。
これは貴方のこころの世界。乾ききって死にそうです。
風も強く打吹き荒れ、時々砂つぶてが顔に当たる。
目の前には大きな砂丘。
これを超えないといけない。
そんな時、観世音菩薩と読んでみましょう。
観世音菩薩
観世音菩薩
観世音菩薩と七回手を合わせて唱えます。
そうして砂丘を上ります。すると砂丘の向こう側に光る洗面器のような大きさのものが!
それは水です。
急いで下りていくと、それは急速に大きくなります。それはたちまち大きな池になります。周囲にもどんどん水が流れる。
池の中から大きな水神が現れます。
姿のイメージは自由です。
水神は水をくみ上げて頭からあなたに注いでくれます。
全身が潤います。
それを感じましょう。心臓の当たりから涼しくなっていきます。
体中に広がります。
気が付くとそこは砂漠の町、オアシスです。
多くの人が行き交い、多くの人がしゃべる声が耳に聞こえ、楽器の音や歌う聲も聞こえてきます、木々はたわわに果物を実らせ、遠くには輝く宮殿も見えます。
行く道の両側には様々な店が軒を連ね。珍しいものやおいしいものの店が並びます。鳥が空に飛んでいます。
空には白い雲が・・・眺めましょう。
ふと周囲を見ると元のお部屋に戻ってきています。
観世音菩薩と唱えて合掌して瞑想を終えます。
深沙大王様のことを想っていたら夜中に啓示を受けて忘れないように書き記しました。
実際、此の瞑想をして寝たらすごく楽でした。