金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

忖度ができなくては

京都で聖天行者3人集まって聖天談義。

聖天尊は神の王。

行者はその王の第一側近。

行者はある時は物言わぬ天尊の使者となり、またある時は人々の想いを天のお耳に入れ、ことあるごとにその御心を忖度し、ある時は怒り荒れた御心を宥めたてまつる。

あまり良い表現ではないが中国の皇帝とその皇帝の人となりを知り抜いて使える内官のような関係かも知れない。そしてそれならばこそまさに天のお心を常に窺い忖度することこそが役目だ。

主人公は決して自分ではない。

行者はだいたい皆同じような感覚はもっている。