仏教では四恩と言うことを言う。
一に父母の恩、いい親もいれば悪い親もあるが、良くも悪くも親とて一個の人間だ。必ずしも偉人やましてや間違いをしない神仏ではない。
だがまず命がこの地上にあるのはその親を除いて考えられない。
二に衆生の恩、たてには親や先祖から頂いた命だが人が文化的にくらすためには社会がなくてはならない。自分を取り巻く一切の人々に感謝します。
また命のかてとなる農作物や生き物一切に感謝します。
生命の大本たる一切の自然の営みに感謝します。
三には国王の恩、どこの国にも国をひらいた偉人があります。それを王という。
いまの社会の先祖といっても良い。
社会があってのわれわれが人としての生活があると言うならば、同じくそこは感謝です。王のいない国なら国や民族のルーツに感謝します。
四には仏法僧の三宝に感謝します。これは仏教徒なら当然すぎることながら
縦には仏なる釈尊がまします。
横には僧。これは梵俗を問わず、仏教を学ぶ同行や先師、先徳。これを僧と言う。
そしてわれわれが学ぶべき三世一貫の教えである法
これら三宝に帰依する思いをいたす。
毎朝、感謝の思いから1日をはじめるのは大切なことだと思うのです。
くさくさすること、嫌な思いで心曇れば四恩におもいをはせて自分を取り巻く大きな恵みを思ってください。
それは時を越えて私たちをしっかり支えてくれている。
人生はいきるに値します。頑張りましょう❗