インドでは人生の晩年、世間から離れ山林で修行瞑想に励んで余生を送るのが伝統的な生き方とされてきました。
これに習い人生の労苦から一段落置かれた方を対象に仏道に学ぶことを勧めします。
仏道を学ぶのではない。
仏道に学ぶ。
仏道に沿って生きる。
晩年ともなれば美酒や美味も遠のき、色恋なども無縁になる。調度品に凝り豪華な屋敷を立てても何十年も住むわけではない。ただこころの静けさこそ最上の美味。
インドの上流階級の人は諸欲と距離を置き、晩年にその様な生き方をした。
そして、それは次の生への旅立ちにもつながるのです。
仏道を学びたいシニアは歓迎しています。
学びは尽きません。
そこにはより深く仏教を生きるための「得度」という道もあります。
そうなれば、たとえ死後身寄りなく直葬になっても葬儀ですべきことも終わっています。葬儀とは亡くなられた方の得度式だからです。ですから戒名が付くのです。
若い方ではないのでここでは激しい肉体的修行よりこころの修養のほうを大事にします。
それは大いなる楽しみでもあるのです。