金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

講員制度について

ふとしたことで最近、講員になられた方で「ずっと前から知っていたけど講員にしていただけなかった」とか話されたり、「講員になるのすごく難しい なかなかなれないのでしょう」と思っている方が結構多いのがわかりました。

 

勿論うちはやたら講員数さえ増えればいいとは思っていません。

要は信徒様の質の問題ですのでお会いしてどうも「考えが大きく違う方」「信仰は続けていかれなさそうな方」はご遠慮いただきますが、逆に言えばそういう人はやたらにいるわけではありません。

 

ですが、こちらから「講員になりなさい」とは言わないことにしていますので、何回もかなり前からきているのに一向お誘いがないからダメなんだ…と思うのは断っているわけではないのです。

 

御本人が「入りたいので」という意思表示がない以上。十年通って来ても「講に入りなさい」と「信者になりなさい」とかは言いません。

お声かけはしません。

ただ聖天供ゃ難しい祈願は講員様でないといたしませんとは申し上げております。

講員にも積極的に人を誘うのは禁止しています。

講員には人に布教するだけの資格はないからです。

ですがその人が幸せになるのが一番の布教であると思います。

 

だから当院は信徒数は少ないが長い信仰の人が多い。

それでいいと思っています。

丁寧に付き合える人数は限りがあるし。

「一年間だけお付き合いで」などという人に用はない。

アンタ、なめてんのか?お付き合いなどでしてもらうもんと違うわ!

お断りです。

自分の本当の意志、必要性で信仰したいということが大事です。

そこが第一歩。

それがなければいつまでたっても何一つ変わりません。