社恐(シャーコン)
上の2文字と、じっと睨めっこする。出来損ないの会社員である私の耳元に、「会社が恐い」という声が聞こえてくる。 だが、ここに書かれた「社」は、「会社」の意ではなくて「社交」の略。下の「恐」は、「恐懼症(コンジュイジェン)」(恐怖症)のことである。合わせて「社交恐怖症」。すなわち、他人と交わるのが恐くて、引きこもってしまう若者たちのことを指す。
今どきの中国の若者たちに、「あなたにもいわゆる『社恐』がありますか?」とアンケートを取ったところ、全国の2532人から回答があった。問題はその結果で、以下の通りだ。 「ある。内心では一切の社交活動を回避している」863人 「少しある。対面での交流よりも、オンラインでの意思疎通の方が、より好きである」710人 「『社恐』というものはないが、あえて気を入れて他人と交際しようとは思わない」890人 「ない。自分は他人とうまく交際をしている」69人 このように、「ある」と「少しある」を合わせると、回答者全体の62%にも達した。逆に、「他人とうまく交際している」と答えた若者は、全体のわずか2.7%しかいなかったのである。 この衝撃的な結果を受けて、社会学者から教師、メディアまで含めて、大論争になった。やや大仰に言えば、「このままでは中国が滅んでしまう」と、大人たちが危機感を抱いたのだ。
こうしたことは私は一つには食品添加物が影響しているのではと憶測しています。
昔の中国ではなかったことでしょう。日本や欧米も同じだと思う。
日本の小中学校の不登校児童も30万近い。