先日、伎芸天様は小さいほうがいいと思って、准胝仏母を作っていただいた 関 光雲仏師にお頼みして小さい白檀像を発願し、彩色尊を上願寺におゆずりしました。
実はその前には小さな白檀増もありましたが、それは其の彩色像を作るので倖伸教会さんに譲ってしまったのです。
作っては譲る。阿保ですね。
でも相手に必要なのだと思う。二人とも聖天行者だし。
なので道場に技芸天様はいなくなった。
しかしながら歓喜天供の補助として大きい力を持つ伎芸天。
昨日もある方のため念誦を理趣分作法に加えて祈りました。
でもそれじゃまずいので、いっそ飯縄山から尊像を移そうかとも思った。
そこへもってきて「わが供養怠るなかれ」というご霊示があってどうしようか…?と思っていたらこの御尊像を中国人僧侶の方から寄進されました。
ずっしりしていて立派です。この日の朝も伎芸天のお話が出ておりました。
何と天尊お方からお訪ねくださった!
不思議な共時性というべきかも。
モデルはおそらく東京芸大美術館所蔵の竹内久一氏の作品ですね。
こんな無力な私でも供養して欲しいとお思いなのだとしたらうれしい限りです。
伎芸天は秘して祀るものですが開眼前ですのでお披露目しました。