鳩摩羅天様が出来てきました。
孔雀だけ古い彫刻です。
シヴァの子にして歓喜天の兄弟、金剛界外部のニ十天に数える。
大元帥明王の眷属でもある。
インドではカールテイッケヤという。
仏教では観音経に出てくる天大将軍。平たく言うと韋駄天
真言は「ケンダヤソワカ」で「ケンダ」は鈴なので鈴持っているけど・・・
此れ実際は「ソケンダヤソワカ」の明らかな間違いだと思う。
金光明最勝王経大弁才天女品に「塞建陀天妙辨才」とある。
塞建陀=ソケンダはスカンダのことでこの神の別名。ま、いいか。
安祥寺流など東密には供養法有りますが台密にはないので観音経でもお読みしましょう。
六つ顔があるのはこの神が昴星(プレアデス星団)の化身でもあるからです。
童子のすがたで一説にはなんと女性がキライな神様だそうです。
でもちゃんと二人奥さんがいる絵もあるんですけどね。
なので子供の姿というのは文殊と同じ。
文殊も淫欲を戒める菩薩。同じような立ち位置かも。
しばしば七母神と並んで祀られるけど彼女たちは妻女でなく母代わり。
パートナーのクマーリは妻女ではなく友達だそうです。
なんか文殊っぽいし、那他太子みたいだね。
金曜日生まれの人の守護神です。
変わったところではインドではアウトカーストの女装の男性芸人団ヒジュラたちの守護神にもされている。彼らは女性無用だからかな。(笑)