先日理不尽なことで住職を責める檀家総代の話を聞いた。
30年近く、大昔のことで蒸し返して住職を責めているらしい。
ただでさえ、檀家の減少や逆に墓地の土地確保ができないなど現代のお寺の問題は多い。
多分やっていけなくなった空き寺はどこの宗派でもこれから相当数出るだろう。
文化庁は鵜の目、鷹の目で休眠中の寺はとり潰す方針。
信仰という精神文化を残したい思いはすこしも感じられない。
宗教文化を守る気がない。守るのは文化財になっている仏像や建物だけだ。
要は税金とれるように持っていくことが大事だと思っているんでしょうね。
ほかにも寺をめぐる問題は多い。近所の苦情で除夜の鐘さえならせられないと聞く。
巨大寺院程小回りが利かず、後継者も難しい。
当院は色々あって法人化できなかったが、一代で終わると思うのでそれでよかったと今は喜んでいる。
東海林先生の占いでは自ら役職を求めれば災いとなると言われているしので、今の場所が好きというわけでもないがあえて遠い他所に行ってまで住職する気もない。
最晩年は飯縄山に近い長野市内にでも住もうかな。