羽田談
三峯の祭神・いざなぎ、いざなみはそのまま大自在天(摩醯首羅店天)、妻の烏摩后に当てる伝があるので、あるいは習合の神は摩醯首羅天であったかも。
つまり、インドのシヴァ神です。
仏教では護法神。
摩醯首羅天の別名、イシャナ天が「いざなぎ」の言葉に通じるようです。
妻の烏摩妃はバージョンが変われば恐ろしいカーリー神。
イザナミも黄泉の国で体中に蛇を這わせる恐ろしい死の神で相通じますね。
三峯を開いたヤマトタケルは軍荼利明王と習合している例があります。
摩醯首羅天に烏摩、そして軍荼利、十一面観音とそろえば聖天の名前でない方が不思議だ。
習合時代の三峯は宝登山神社や青梅御嶽神社と違って権現の絵姿は皆無で、十一面観音になっている。
これなどにもお姿を秘する聖天信仰っぽいものを感じます。
犬様はカーリーの眷属山犬かも。
まあ、空想はどこまでも広がりますね。
もちろん、ただの空想の域を出ませんが。
こういう話ですぐに「そうか。三峯はシヴァ神なんだ!」と断定的に思い込むやつはただのバカだとしか思っていないので (笑)