千手院様では以前、気学九星の講習をさせて頂きました。
「明治記念館」には初めて行きました。
場所はたぶん明治神宮の近所あたりなんだろうと勝手に思っていたら信濃町なんですね。
総代として大臣級の方もお見えでしたがお忙しいのでスピーチだけ。
そんななかで「引き算で考えたらダメ」という貴重な大臣の御話。
つまり話をしてわかってもらえなかった人数よりわかってもらえた人の数を先に考えないといけないということです。20人中話して一人二人でも理解者ができたらまずそれを喜ぶということ。
それを繰り返していくというのが大切なモチベーションにつながるというお話です。とても勇気のいることだけど大事ですね。
とりわけ、これがないと政治家なんかとてもやっていけないんでしょうね。
そんな中で余興に浅草から幇間さんが三味線の芸者さんとやってきました。
幇間は世間に云う太鼓持ちですね。今はもう日本に7人しかいないんだそうです。
もう伝統芸能で保護しないといけない数です。
踊りやジェスチャーなど実に巧者です。
昔「ジェスチャー」という番組があったのを思い出しました。
形態模写ですね。
今はそういう遊びはもう古典的な部類ですね。
「与太郎の釣り」や「かっぽれ」「奴さん」「あねさん」などの演目が披露され、「お供はつらいよ」とか「デンデン太鼓に笙の笛」などという子供時代にどこかで耳にしたなつかしいフレイズがよみがえってきました。
本当の意味の芸人さんです。
最近はお座敷遊びなどを楽しむ人は減っているとのこと。
呼ぶのも芸者さんじゃなくコンパニオンの方が圧倒的だという。
昔、親友の日光修験のI師が宴席に芸者呼んだら相当高齢の芸者さんが来た。
みんなきれいどこが来ると思っていたので拍子抜けしていたら
「バカ!芸者は年になってこそ芸に味があるんだ。二十歳や三十路にもならぬ小便臭い芸者なんか呼べるか」といいはなったそうです。
付き合って長いけどこの方もなかなか粋なお方です。
そんなんで昨日は丁度、毘沙門天の御浴油明け。久しぶりにリラックスしてとても楽しい夕べでした。
千手院様は信貴山の護摩の毘沙門様として有名。なんか毘沙門天の浴油明けに逆に毘沙門様にねぎらわれた感じです。
千手院の管長様、御呼び下さり有難うございました。 合掌
七好さんの幇間芸「与太郎の釣り」