金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

前世療法

一昨年の暮れ京都の清浄華院様でヒプノセラピーセミナーを受けました。ヒプノというのは昔で云えば催眠療法という奴です。
その時の内容は亦変わっていました。前世療法というしろものです。
無論いろいろ基礎をやってこういうものもやるわけです。
こちらのセミナーは実践につぐ実践ですから誰もが嫌でも使えるようになるのが大きな特徴です。
前世療法というのはワイズ博士という心理学者がクライエントに退行催眠療法をしていて偶然前世までいってしまったことから始まります。
無論、科学畑から前世なってナンセンスだとか、心霊学の方からも、そんなもので前世なんかわかるわけないとかいろいろ批判もあるのです。
私もどちらかというと後者の立場でしたが・・・。
まず当日朝少し時間があったのでいったことのない北野天満宮へ行きました。わりかた近かったしいったこと無かったのでというほか大きな理由はありません。
でも師匠の守護神が天神様だったのも少しあるかな。
そこへ行ったお参りして後ろの方にいろいろ小詞がずらっとある。その桜葉宮というところで手が自然と霊動してくるくる動く。そこでこのお宮って誰なんだろうと思って社務所で聞いたら「相良親王さまです」とのこと。この方は無実の罪で島流しになった人です。天満宮と一緒。

そしていよいよ前世療法の直前、大きなクロネコの顔が脳裏にドーンと出てきて、離れない。なんなのだろう?
私が組んだ人は二人、最初の一人は心屋仁ノ介先生のとこでも勉強したkさん。彼女は魔女狩り時代霊能があったので捕まって火あぶりに、、、。私は何と朝から出ていたそのクロネコで名前はフェルジナンド。この猫はクロネコだったので魔女狩りの時、家族が魔女の疑いがかかると困るというので壇炉で焼き殺したのでした。
人間ではなかったのですね。私は・・・・。
二人目は「ねぎらい」の提唱者で知られる吉野リョータ先生でしたが、なんとこちらは検挙する側の兵士でした。
こうやって聞いていると馬鹿馬鹿しい思い込みみたいですがKさんがデモセッションで自分の名前を口走った直前に私と吉野先生は知るはずのないその名前を知っていて同時に口にしました。不思議な世界です。

翌日は朝の内に亦時間があったので東山動物園に…。そうしたら入口からずうっとネコ科動物のオンパレードでした。
こんなに猫科動物の充実している動物園は珍しい。規模から見れば破格です。
ウ~ン、これはシンクロナイズしているのかも。
翌日そのクロネコの正体をさらに探って行ったら異教の司祭が・・・。彼は猫の神を信仰している人たちのリーダーです。
おそらくエジプトのバステト神信仰の亜流がヨーロッパに入ったのかも。
エジプトと南部欧州は太古の昔から往来があったからありえないことではないですね。
最初は自由だった信仰もキリスト教の伝播とともについに邪教のレッテルがはられます。終には悪魔の教えとして葬られる羽目に・・・。
彼と云いますか私はそういうわけでキリスト教は嫌だというので東へ東へと転生していったそうです。インド、中国そして日本。
バカみたいだと思うでしょうけど・・・私もそう思はないでもないんです
此れってホントに前世かな?と。
無論仏教徒ですから輪廻転生は信じています。
でも具体的な内容的なものになるとそれはどうなのかわかりません。
私は御加持などしていて感じるままに前世談など話すことはありますが、こちらは本人が語る前世です。
はっきりいってどちらも確かめられはしません。

しかしながら私たちの内にいわばそういうなにかがあり、それが我々の今を動機づけして突き動かしているのなら、本当の前生がどうあれ、しかもそれが単に過去の話でしかないなら、こちらの方が大切です。
若し現在に関係ない事なら前世がどうあれ知ってみても仕方ないことではないでしょうか。
そして前世療法はクライエント各人が内なる己を「前世の神話」として語るという療法なのでしょう。