ポジティブシンキングというのがあります。なんでも肯定的にとらえるわけですが、それが本当にいいのかどうかわかりません。
口ではポジティブであればあるだけ、心はネガティブに染まっている人もあります。
逆にネガティブなことばかり言っているけど、実際は余裕のある人もいます。
以前ムーの編集長(昔の)に「ムーは大地震が来るだの、第三次世界大戦だの、大隕石の衝突だの、はては宇宙人が攻めてくるだの、そういう不吉でくだらないことばかり言っている害毒のある雑誌という評価もあるようだけど、たとえば地震が来る。地震が来る。と騒いでいた方がいいんですよ。そうするとまず、地震は来ないから。」という話を聞きました。
たしかに来たら嫌だから、だから絶対来ないんだと言っているだけより前向きですね。その土台は実は恐怖というネガティブなものですね。
本当にポジティブなのはその土台が否定ではだめなんですね。肯定でないと。
表向きはろくなことがないといっていても土台がしっかりしている人は平気なんです。土台がポジティブですから。
だから口先三寸の疑似ポジティブ思考は自分自身に通用しないんだと知るべきなんですね。
