金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

生まれてきた使命?のお話


今月は後半は関西に出張なので早めにはじめた聖天様の浴油祈祷が昨日終わりました。

うちは零細寺院で聖天様の祈願の数は大した数ではないけど満足いくよう拝むには2時間ほどかかる。
人に言わせれば2時間が長いのか短いのかは知りませんが、一人でやっているということや満足いく祈りというとこんなものかなと自分では思います。

聖天様は怖い。絶対に嫌だという行者も多い。
かなり行をされた人でも聖天様だけはダメだという方がいます。
それなのに私みたいにどれほど行ができるわけでもない人間がしているのってどうなんだろう?とも思うけど、たぶんこれが「使命」なんだと思っています。人生のテーマといってもいい。
行が足りるとか足りないとかの問題だけじゃないんだと思う。
前世からの約束事。
宿命です。
たいそうに言うようなもんでもないけどそうでないならどうして…と思うことが多い。
前世で絶対に浴油やりたいと思ってたのか、前世でもやっていたのか、はたまた私自身が聖天様に仕えた「毘那夜伽」(常随魔)だったのかも。
私的には人じゃなくいつの前世か知らんけど、毘那夜伽のような人外だったこともあるようにも思う。
この間「遊び」で「あなたの正体は…」というゲームしたら「あなたの正体は悪魔です」って出た。
そうかもしれないな。
むしろ納得。だから聖天さんのお供養できるのかも・・・。
少なくとも天使とかじゃないね。(笑)

どっちにしても今の自分の在り方にオーケー出すよう、プログラミングされて生まれてきた。
私はそう思うんです。

「先生は前世なんですか?」ってきかれることある。
世の中ではときおり前世、高僧だとか、王様だとか、絶世の美女だとか名乗る霊能者の人多いね。どっかの馬鹿はおしゃか様だそうです。

私の場合は魔女狩りの時、焼き殺された黒猫ですって答えることにしています。
それで「キリスト教なんかこりごり」でキリスト教のない国に行こうと東に東に転生した。どういうわけか基本的にキリスト教は大嫌いです。
前世療法の情報をつなぐとそうなる。
ま、前世療法って必ずしも本当の前世じゃなく、基本的に内包されたアーキタイプの変形だと思うんだけどね。でも、そんなん議論してもどもならんね。

「じゃ、私の使命はなんなの?」と聞く人いますがそんなん知りません。知るわけないでしょ。あんた。
自分でどうよ?というほかない。
他人が検証できないことです。
まあ、前世療法でもしてみたら?
昨日も本読んだけど霊感で見てもらいたいという人いたけど霊能者ちゃいます!ハイ、お帰りはこちらです。

でも…そういう使命はみながみなある訳じゃないだろうと思うのですね。
ある人は少ないの本当だと思う。
だから、ない人は自由に人生を創造できる。
むしろそのほうがいいですよね。自由で!
そういう人は自分で人生創造するのが自分の使命と思えばいいでしょ。
そう考えればいい。
使命があるというと格好いいように聞こえるけど、やんなきゃいけないことが決まっているというただ、それだけのことです。
宿題残ってるようなもんかも。それで今生でもやっている。
逆に言えば他のことはできませんよというだけのこと。そう思います。