この人が美術商をやっている。
元来はおとなしい方で、そんなで商いやっていけるの?みたいに心配になるくらいです。
それで一遍、そこを心理的にカウンセリングとヒーリングさせていただいたんです。
そうしたら、最近ある絵を買ったお客さんから電話が来て「なんや。これ印刷もんじゃないか!ニセモンや。詐欺じゃ、金返せ!」とドえらい剣幕でクレームが来たらしい。
どうも別な骨董屋に見せたらそういったとのこと。
勿論ニセモンじゃないのでその骨董屋教えてもらって「何を根拠にニセモンというのですか」と聞いてみたらしい。
そうしたらろくにそういうこと知らないでしゃべっている。結果的にまあ、たぶん…だと思うみたいな程度のいいかげんなもんだったそうです。
それなのにあおってしまったんでしょうね。
信者さんのほうは自分がどういうところでどういう修行をしてきたかも話したということです。
「昨日今日の商いしてる人間と違います!女と思って侮ってくれるな。」といいたいところでしょう。
しまいには相手も答えに窮して「うちは三代も骨董屋してるんや!」とかしかいわない。
三代してようが何代してようがその手のものに対する商品知識はないのは話のなかで明らかだったそうです。
結果怒鳴りこんだ人も返金要求は取り下げた。
それでも買い手の方に「もう、お客様には商品はお見せできませんので!」とはっきりいったらしい。
そのお客さんも「そいつはすまなかったな。」でも「迷惑かけたな。」でもなく「・・・おう、そうか」としか言わなかったらしいけど、気にはなるのか、「…どう、元気かね」なんてメールくるそうです。
でも看板しょっている以上、そういう気概は大事ですね。
世間様に対する義務でもある。
でも私の知る限りは。この方は本当に自己主張のない、控え目すぎる方なんでそんな風なことが言えたなんて全く驚きです!
わたしも20代で占いのみをやってたところ、ある大寺院の住職が「あんなのは全然駄目。知り合いの不振症の女が妊娠できるか聞いたらできるといいおった。」みたいなこと言って嘲ったと聞いた。
まったく身に覚えないので、すぐさまその寺に直に電話してみたら…もうしどろもどろ、「いやあの、その・・・そんなのきいたようなきかんような・・・」という。「ご住職様の知り合いなんでしょう。どこのどなたですか!職業上の名誉にかかわるのでハッキリさせてください!」といっても言葉もない。まさか25,6歳の小僧がそんなことで正面から攻めてくると思わないでしょうからね。
まあ。酒の上の出まかせだったらしい。
けっこう名のある人なのにね。ザマアミヤガレ!
私こういう風で喧嘩上等人間です。
この前も一件ドンパチやった。年甲斐もないといえばないですが。
でも困ったことに納得いかないことは黙っていられない性分なんですね。
この方にも「よく言いました!」とさっそく激励の電話しました。