金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

大雨を呼ぶ美術品

ある美術店においてある美術品。
それが今回の未曾有の大雨を呼んだのだと指摘されてとまどう店主。
「・・・そういうことってあるんでしょうか?」
「だれがそのようなことを?」
西遊記に出てくる神様の持ちモノじゃあるまいし。
「ある霊能者の方です。」

そのお方に言わすとそもそもそれ作った人がよくないというらしい。
これまたけったいな・・・。でもその人はいわゆる教祖様なんかじゃなく一般人だという。

大体そういうお告げみたいの普段からぶちかますのは本当の霊能者でなく山師の類です。

それで乗ってくる人を餌食にします。
つまりはあたりをみるんだね。
お金が目当てとは限らないけど取り込んで自分の言うこと聞かせる。要するに家来作る。
そういうサイコパス的人物が多い。
オウムの麻原も似たようなものですね。

まあ、そういう人物の中にはまるきりでたらめじゃ人はついてこないからある程度超常知覚があって本物を装える人が多い。
でも、低級霊だから、そのうち考えてみれば子供でも変だとわかるようなこと言うんだね。
しょせんはその程度の中身。
でも化かされるとそういう変なことでも信じたりしやすい。
そこは魔力の持ち主です。オウムでも教育水準の高い人が多かった。
社会に有害な邪教はこの手が多い。
外道魔物の類は群れたがる。子分作るのが大好き。
大江山酒呑童子みたいの。
逆に本当の修行者、宗教者はえてして孤高を好むものです。

常識で変なことは変なんです。良くないことはどういいつくろうが良くない。
ここ最重要。
此れって、実は宗教に限りません。ある自殺した殺人者、この人としゃべっていると殺人なんて悪い事じゃないよと思えるようになるという。そういう報告もある。用心大切です。北朝鮮から帰ってきた人たちもしばらく「将軍様~」とか言っていたらしいし、バリバリのチュジェ思想家。
人間本当に悪いと思えばできない。恨みでもないとね。
だからそれをどんどん稀釈させちゃうんです。そういうやつらは。
あまつさえ善事と思わせるlことさえ。

私が学生時代誘われていったある団体、若い教祖様が数人のとりまきに論語だかを講義していた。仏様は皆、昆虫の精霊なんだといっていた。
たとえば、虚空蔵菩薩はトンボの霊なんだって!ぶっとぶね。
ま、トンボだからぶっ飛ぶのは当たり前か。
「そんな馬鹿な!」というと家来とおぼしきおばちゃんが「そう思うでしょう。でもそうじゃないのよ。そのうち本当のこと教えてあげる。」ときた。

ここが大事なポイント。どう考えてもおかしい話はそれ以上絶対に聞かない。かかわらないことです。

だから「もうたくさんだわ!帰ります。」と言ってさっさと帰った。
悪質セールスと同じいつまでも聞いてちゃダメ。
はた目から見て考えられないくらいバカなことでも、いっぺん取り込まれれば皆信じてしまう可能性があります。

昔白い布行く先々に巻いて行列して。共産主義者の陰謀だの、惑星衝突だの言っていた人いたでしょ。
不思議なのはそういう人でも信者ができるんですね。
仕組みは今言ったようになっている。

ここのご主人にも取り込まれるから以後、そういう話は絶対に耳貸さないようにとアドバイスさせて頂きました。

常識こそは実に妙薬です。最高の魔除け。何とかにつける薬です。