金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

宝篋印塔を拝む


ある信者さんの御家で写真にいわゆるオーブという発光玉が沢山写る。

気になるというので一門の内から霊能のあるもの、占いの達者なもの。
行者ふたりがみることに、ひとりはハマの摩利支天さんで霊的に判断したところ「街道」という言葉がでてくるという。
ハマの摩利支天さんは言葉が浮かぶタイプのようです。
信者さんご本人は○○街道のそばに住んでいるというのでそれかな?と言っていましたが、私は多分、ここのおうちが霊の街道になっているのだと思う。どっちにしても浮遊霊的で害はないという。

もうひとりは関西にいる玄女庵で、得意の六壬占の怪異占で見たところ害はないということ。何か求めて集まっているだけ、怨霊や地縛霊ではない。
両者とも最終判断で「害はナシ」で一致したので、今回は出張祈祷は必要ないという結論になりました。

事実、これという実害らしいものはないとの話。

でも気にはなるらしい。
それではじめ地蔵尊でも祀るかと言っていたのですが、お像は何かと大変なので宝筐印陀羅尼をご本人に書写してもらい祀ることに。
これも念のため、玄女庵に六壬占いで判断してもらい吉とのことでした。
こういう個別の事象の占卜は密教占星術じゃあまりしませんのでね。石占いとかあるはあるけど・・・

さて宝篋印陀羅尼はなにせこの陀羅尼を21辺唱えて供養すれば100万の罪も一時に消えるという。はたまた四天王、二十八部の夜叉大将、日月五星、諸大竜王の守りも固く一切の病難、災難自然に消滅するという大功徳があります。

昔ある教団さんで宝篋印塔を祀って准胝陀羅尼を唱えるという変わった滅罪法をさせていました。因縁切りで千日やってもらいますが、もし途中でやめると災難。因縁返しになるという怖い話。今でも指導してるかな?

事の是非は門外漢なので知りませんが、少なくとも宝篋印陀羅尼の経典にはそういうことは書かれていませんのでご安心ください。