金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

念誦の夢


今朝夢を見ました。

御老僧が出てくる。誰か定かでないけどよく知っているという感覚のみある。
私は壇上で修法し念誦している。
「あんたの念誦は声が大きくてよい」と言われる夢。
「ありがとうございます」と修法しながら恐縮する私。
何につけてもダメだ、ダメだ、といわれて修行した世代ですので褒められると嬉しいけど驚く。
そんな夢。

念誦は四種念誦と言って色々ある。
一説を上げれば、声をはっきり出す発声念誦。
黙然に唱える金剛念誦。
梵字を観じながらする三昧地念誦。
慈悲の心に住して憤怒相、憤怒の声で唱える降魔念誦など。

やり方もあるのだけど、発声念誦や降魔念誦でないなら声が聞こえるほどにはっきりしないとダメとは限らない。まあ、でも初心の行者はハッキリ言った方が基本的にはいいですよね。
それともこれ四度加行の夢?

だとすれば老僧は当時の院長、小林栄茂大行満ということになる。

もう亡くなっているけど…お元気?そうでなによりです。