金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

福猫霊験記

去年、福猫と猫健康御幣をお求め頂いた方からこんなお便りをいただきました。


『初めまして、山形市在住の○○と申します。

昨年、娘が福猫ちゃんと猫健康御幣を送っていただきました。
その後、我が家にかわいらしい猫ちゃんがやってきたという嬉しい出来事があり、ご報告したいと思い、ご連絡を差し上げました次第です。
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我が家にはこれまで数匹猫ちゃんがおりましたが、3年前に最後の1匹が天寿を全うし、実は猫ちゃんがまったくいないのにも関わらず健康御幣をお願いしてしまいました。

また、我が家には、小型の狩猟犬のようなイタリアングレーハウンドが数頭いて、毎日朝晩人気のない山奥や林に出かけて走らせています。


福猫ちゃんと御幣が届いて1か月ほど過ぎたある日の夜、お犬様たちと散歩に行き、いつものように車を停めてドアを開けて一歩踏み出したたところ、「シャーッ」と声が聞こえ、見れば、下半身が全く動かず体中に傷があり血を流した猫が横たわっていました。

この猫ちゃんを発見した時、健康御幣のことが思い出され、こういう猫ちゃんに出会うから送っていただいたのかもしれない、きっとこの子は治るんだな、と、なぜか思いました。

野良ちゃんでしたが、抱きかかえたりしても嫌がらなかったので、そのまま家に連れ帰ったものの、非常に深刻な状態で、その日の夜は毛布に横たわらせていると、真っ赤な血尿があふれ出てくるような調子で、今にも命が尽きてしまいそうな状態でした。

翌朝、動物病院で診てもらったところ、骨盤が両方とも完全に外れている、外れた骨盤が腸を圧迫している、大小とも自力で排泄ができないようだ、気胸も起こしているとのことで、まずは酸素や湿度、温度が調節できる動物用ICUに入院となり、流動食のチューブを取り付けていただき治療が始まりました。
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命の危機を脱したころ、ありがたいことに、獣医さんが時間をひねり出してくださり、ボルトの固定手術を受けることができ、いったん家に戻り経過観察となりました。
その頃は、もう歩くことも自力の排泄もできない前提で、排泄の介助の方法のお勉強も始まり、猫もじっと休んでいるばかりでした。

ところが、それからしばらくしたある日の就寝時、猫ちゃんは、私のベットの側に置かれたカゴから何の前触れもなく這い出てきて、真夜中でシルエットしか見えませんでしたが、布団の上を歩き回り、見せびらかすように私の前で仁王立ちしたのです。
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この日を境に状態はどんどん回復に向かい、獣医さんも驚くほどの速さで、なんの後遺症もなく全快してしまいました。
福猫ちゃんと健康御幣の横で養生しておりましたが、おかげさまで、今では平気でテーブルの上に飛び上がり、階段や廊下を難なく走り、ネズミのおもちゃでハイテンションに遊んでいます。
また、私の母は、最後の猫を看取った後ずいぶん寂しがっていたのですが、新しい猫ちゃんをお迎えするには高齢で難しいとあきらめていたところに、とても野良ちゃんとは思えないような、人懐こく、愛嬌たっぷりですこぶるかわいい猫ちゃんがやってきて、飛び上がらんばかりに喜んでおります。

福猫ちゃんと健康御幣をお受けしてから、猫ちゃんのおかげで我が家はとても幸せです!
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福猫ちゃんも猫健康御幣も、怪我猫ちゃんのためにとても頑張ってくださりましたことを、心から感謝申し上げます。

一度福猫ちゃんをお寺にお送りして、また送っていただけるとのブログの記事を拝読しましたので、さっそくお里帰りのお仕度を始めたいと思っています。


これからも大変お世話になります、どうぞよろしくお願い申し上げます。
極寒の折から、風邪など召されませぬようくれぐれもご自愛くださいませ。
まずは、お礼申し上げます。』