金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

聖天信仰のむつかしさ


最近かなり難題の相談が多く、「うちでするなら、これは聖天さんだなあ…」と思う癖がついてるのですが、とはいえ、よくある「何でも叶う。絶対叶う聖天さま」というイメージには私は否定派なので、そういう誤解を避けようと思うと軽々に勧められないのが聖天様の信仰でもある。

「うちは講員にならないと聖天様はしません」というスタンスは変わらないけどそれは困っている方々がせっぱつまって飛びついて信徒になってもらうための作戦ではないんです。また期待満々でくるというのも先ほどの理由からいいとは思わない。

私は信仰というのはもっと慎重でいと思うんです。
というより慎重であるべきです。

その点ブログの読者の方から信徒になる方はおおよそ私の考えとかある程度分かっていただいている方が少なくないのでいいのですが…

なので、聖天様の信仰の話にまでなると、まずは基本的に「うちでなく古来からある有名霊場で信仰した方がいいですよ」と勧めることにしています。(あるいは講員制度をとっていないフリーな信者のくくりのない弟子とか・・・
まあ、有名寺院のように大勢信者様のいるそういうところに行けば何となく感じ取れるものもありますしね。

でも祈祷紹介所ではないので初めからどこそこを紹介してくれというのはお断りです。
しかも紹介でなく知ってることを教えてるだけです。