「荒神稲荷」様という言葉が口をついて出て大部になります。
恋愛成就もそうだし人と人のとの縁の神様。
ご自分でそう名乗られ和歌まで歌った。
で、確か伏見稲荷見の御山にも荒神ヶ峰があったなあというのでお山に行ってみたりしました。御山にはおたくさんの稲荷様がいらっしゃいます。順に登れば眼力社さんの少し手前です。
そもそも伏見稲荷の御神体は伏見の御山。だから霊山信仰です。
そこが荼吉尼天信仰とは少し違う。
伏見様にも荒神稲荷さんがあるからそれを勧請してきたのかというとそうじゃないんですね。
このお像を入手したので開眼したらそういう言葉が勝手に口から出てきて・・・じゃあそれでいいかということでそう名付けたのです。
恋愛成就というなら荼吉尼天の方がそれらしいと思うけど、老翁の姿の稲荷は実は宇迦の御魂で仏教的に言うなら宇賀神様です。
弁天様の頭の上に載っているあの蛇体の老仙人様ですね。
宇賀弁財天というのは稲荷、弁天のコンビです。
中国でも月下氷人(月下老人)という縁結びの神様はおじいさまですからそれでいいのかもしれません。
まあ、このお像は老仙人というほどの感じはしません。髪も髭も黒いしね。
「年寄じゃないぞ。」と怒られそう(笑)
うちで稲荷神群のおひとりでした、お稲荷さん好きな若い信者さんが自前で檀を作り。御家来の狐も寄付した。座布団まで引いた。
なんとなくそうしたかったようです。
そうしたらほどなく彼女ができたそうです。
恋愛成就の神様名乗るのはだてじゃないですね。きっとお悦びです。
御家来ができたので動きやすくなったのかなあ・・・
もうじき春です。
命短し恋せよ乙女。