金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

総ては心の影

新型コロナウイルスで今はすべてが自粛自粛ムード。

火が消えたような商店や繁華街、スポーツセンターなどなど

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今はまだ毎日毎日罹病者の数をアップしていくことが今はいいのかもしれない。

 それが減少に転じればいいのだが・・・

しかしやがてそれにも必ず限度はある。

 

たとえば交通事故や癌やインフルエンザで死ぬ人の数も毎日アップしていったら…同じように人々は恐怖のどん底に陥るだろう。それが必要かという議論は必ず起こるだろう。

 

そして次には何が来るかは火を見るより明らか。

 

次の段階では人々の心を支配するのはコロナの恐怖より経済的にダウンする恐怖です。

戦争と違って目に見えない敵。

勝ちか負けかもわからない状況下でじいっとしているのには限度がある。

とりあえず拡大防止のための自粛は正しい行為です。

 

しかしその終わりがいつまでも見えてこなければ社会はどうなるのか。

 

それは最初の当事国だった中国を見ればわかる。

現に尻に火がついてた中国は再び企業活動の再開を始めようとしています。

コロナで死ななくても食えなくなれば同じこと。

死活問題と思うからでしょうね。

そんな時に逆に今度は患者が置き去りになる。マイノリティとして軽視されることは避けねばならない。これもまた難しい問題だ。

 

例えば中国が近く終息宣言をしたらこれを素直に信じられないのは私だけではないと思う。それは中国が患者を捨てて経済をとったという意味かもしれないからだ。

 

何を恐れるべきなのか?

それは人の心の決めること。時によっていくらでも変化していく。

それによって社会はまた大きく変わっていく。

まこと総ては心の影だ。

 

どうあっても総て生きることにはリスクがある。リスクを絶対に侵さない。

だれにもそれは求められない。政府や政治?

無理に決まっています。

それは無理だという認識はとても大事だと思っています。

それを別な言葉で「覚悟」という。

 

無駄な無いものねだりは誰もしてくれない。一切やめることだ。

現に具合が悪くても我慢できるなら医者に来るなとまで言っているではないか。

 

何が必要なのかを覚悟のもとで冷静に判断しないといけない。

最も恐れるべきは病より、経済低下より、理性の消失だ。