疫病蔓延の折ですが。決死の覚悟で映画を見に行ってまいりました。
一つは「ミッドサマー」
大学生の若者たちがスウェーデンの奥地の村の夏至を祝う奇祭を訪れる話。
死と再生をモチーフとするその奇祭は実は生贄を必要とする恐怖の祭りだった。
実際スウェーデンではそんなような祭りは当然ないのだろうが、ケルト神話時代には生贄の習慣はあったらしい。
よそ者のいない村では近親相姦で血が濃くなるのを避けるためよそから男性を呼び込み交わる。
そして殺す。
きりん堂さんからも似たような昔の話を聞いた。同じパターンです。
まあ、考えてみれば殺すのはともかくほかに子孫をつなぐに手はない。
「ベニスに死す」の美少年ジトゥ役のビヨルン・アンドレセンが村長の爺様役。
この人今までどこにいたの?
奇麗なお花に飾られ真昼間の中での残虐行為がすさまじい猟奇的な映画です。
悪い映画ではないけど一般向きじゃないね。
まあ。私とか少し歪んだ人向き
民俗学的興味をそそるというにはやりすぎ、作りすぎな内容でもある。
九年以に一度だってこんなに毎回人沢山殺してて無事で済むわけないでしょうよって感じ。スウェーデンって当たり前のことながら法治国家でしょう。作った人、スウェーデンを嘗めてるのか!?と思ってしまう。
もう一つは邦画の「初恋」窪田正孝 小西桜子 主演 監督は三池崇史
脳腫瘍で余命いくばくもないボクサーと麻薬漬けにされて客を盗らされている売春婦の少女がふとしたことで出会い、ヤクザ・悪徳警官・中国マフィアの抗争の渦中に巻き込まれていく逃避行ストーリー。
到底生き残れそうにない悲惨な映画と思いきや・・・
大森南朋と染谷将太の悪役二人組が準主役級で面白い。ベッキーも気合はいってて、よかった!
まあ。これは若者への応援歌だね。
一般の人が見るなら断然こっち!
で、映画館の状況は・・・混んじゃいませんよ。でもガラッガラでもない。
平日ならこんなものかという感じです。
まあ、皆さんいつまでも引っ込んでもいられないんでしょうね。