東京浅草のおたぬきさま 「鎮護大使者」は浅草寺の塔頭のひとつ。
伝法院通りにあります。
明治時代になって10年たったころ、時勢に不満だったのか、浅草寺本堂下の狸がいろいろ悪さをしたといいます。
困り果てて当時、来日していたフランスのサーカス団に頼み、本堂床下に大砲で空砲撃ってもらったが効果はなく、。逆にこれに対して小石の雨を降らして応酬したという。
かくすうるちに浅草寺住職であった唯我韶舜大僧正の夢枕に狸が現れ言うには「自分は観音様を守る狸だ。お堂を立ててまつればお寺を火災から守るだろう」と。
それで明治18年に今の鎮護堂が立ったという。
お参りしてもいつもひっそりはしているがだれかしらはお参りしています。
境内には水子地蔵様もある。
※鎮護堂で頂いた狸さん
お参りにいったら霊狐さんはあんまり好きではないようだった。
「何か気に障ることでも?」と聞いてみたら
「別にそうではないがタヌキは騒々しいので・・・あまり好かぬ。」とのこと。
そういえば狸囃子というのはあるが狐囃子というのはきかないですね。
ご本尊は写真で見ましたが立派な彩色の荼吉尼天でした。
狐に乗るオーソドックスな像でタヌキには乗っていない。
この荼吉尼天自体が御狸さまだと考えたら、狸が狐に乗っているんだから狐から見て面白くはないわな。(笑)
http://www.senso-ji.jp/guide/guide14.html