今日、手伝いに来た人。なんか朝から具合悪そう。昨日もきたけど、昨日は午後かえってから何か眠くて・・・すぐに寝てしまったそうです。
だから十分すぎるほど寝ているはずだが元気ない。フラフラしてる。
そんなでは仕事にも手伝いにもならない。しょうがないから五体加持をすることに。
お加持したら小さなキツネさんがぴょこんと出てきた。
ハハア、こいつが袖引いているんだな。どこかの眷属らしい。
そうだなあ・・・どこのキツネかなんとなくわかるような気がしたので、そこの本地真言を唱えたらどうも反応がある。
やっぱりそうか!「袖引いても無駄だ。この人間の行くところはそこじゃないぞ。
お前は元の社に帰ってもう来るなよ。」と言って因果を含めた。
キツネはすごすごと帰って行った。
この人はお参り好きで、好きなだけならいいけど少し過ぎたことをする。
親切で良いことなんだけど眷属は期待する。
そういうことはあくまで祭神や本尊にすべきなんだけど、直接、眷属にサーヴィスしてかまうと幼稚な奴はついてくる。ついていけばもっと何かあるとさもしい心を起こす。
でも、それは人間が勝手にしたことだから本尊も祭神もそういうのには「私は知らぬ」という顔をされる。
だから眷属がついていってもただちには呼び返しもしない。
それで「なんでそんなとこにいるんだよう。こっちへ何故来ないんだよう!」とさかんに小さなキツネが引っ張っている。
本人も心当たり合って驚いたらしく、実際なんとはなしにずうっと行ってないから「そろそろ行かないといけないかなあ…」という感じだったそうだ。
そうやってちょろちょろ方々へ行ってもダメだ。
物欲しい心は駄目だ、正念が座っておらぬ!
とお加持を指導してくれるうちの眷属さんはいう。
まあありがちなことだけどね。これで本人も少し学んでくれるといいが・・・