天候不順、不思議な雲、竜巻の出現。
風狐さんは言う。
「人間が天地の摂理を壊してしまったので海でも地の底でも空でも竜が苦しんでいる。あれらは別に人間に恨みを持つとかではないが苦しければのたうちまわる。
それがそのたびに大きな災いになるのだ。
今はもうかってないほど龍たちは苦しんでいる。
それは人間や他の生き物にとっても全く良いことにならない。
龍を苦しめてはならぬ。」
富士山上空の渦まき雲。無数の龍が集まっているらしい。
蚊だのトンボが集まるように。
この場合の竜は自然の意識を具現化したようなものなのだろうか。
龍にもいろいろあるらしい。
「天狐、風狐、これらは体らしいものを普段は持たない。龍の中にもそういう風になっていくものもいる。」とのこと。